映画ナチュラルウーマンのあらすじとキャストをご紹介していきましょう!
1 ナチュラルウーマンとは?あらすじは?
2 ナチュラルウーマンのキャストは?トランスジェンダーとは?
3 映画ナチュラルウーマンの予告編を観た個人的感想
トランスジェンダーを描いた映画が、2018年2月に2本も公開されますが、時代の変化がこういった作品を通して理解できますね!
今回は、ナチュラルウーマンという映画のあらすじやキャストなどをご紹介していきましょう!
ナチュラルウーマンとは?あらすじは?
映画ナチュラルウーマンは、2017年のチリのドラマ映画になります。
監督はセバスティアン・レリオで、第90回アカデミー賞外国語映画賞にチリ代表として出品されていたり、プレミアム上映は、2017年2月12日に第67回ベルリン国際映画祭で行われ銀熊賞(脚本賞)と、LGBT映画に対して贈られるテディ賞を獲得しました!
テディ賞とは、ベルリン国際映画祭の独立賞の1つで、LGBTやクィアをテーマにした映画に与えられる賞です!
主演したのは、本人もトランスジェンダーであることを公表してシンガーとして活躍をしているダニエラ・ヴェガです。
それでは、あらすじをご紹介していきましょう!
物語の舞台はチリ、トランスジェンダーの女性として昼間はウエイトレス、夜はナイトクラブで歌っているマリーナには、年の離れた恋人オルランドがいて一緒に暮らしていました。
幸せな日々を送っていたある日、自宅でオルランドが亡くなってしまいます!
マリーナは理不尽な差別や偏見から、葬儀にも参列できなかったのです!
それだけでなく、彼女はさまざまな偏見や差別を受けるようになるのですが、最愛の人へ最後の別れを告げるため逆境に立ち向かっていきます!
トランス女優として初のオスカーノミネートもささやかれているダニエラ・ヴェガの演技力に、多くの人が引き込まれ共感した作品となっているのが、映画ナチュラルウーマンになります。
あらすじを読むと、非常に力強いマリーナの姿に個人的にもこころを奪われてしまいました。
ナチュラルウーマンのキャストは?トランスジェンダーとは?
それでは、映画ナチュラルウーマンのあらすじが分かったところでキャストをご紹介していきましょう!
● マリーナ・・・ダニエラ・ヴェガ
1989年6月3日サンティアゴ生まれ、8歳のときにオペラ歌手としての才能を認められました!
2018年1月29日に、ダニエラヴェガは東京の都立西高校で、トランスジェンダーについて高校生に講演を行いました!
「映画の主人公は最愛の人を失い、その遺族から葬儀に参加することも許されません。それでも誰も自分の人生を妨げることは出来ないと信じています」
ヴェガの力強い言葉に生徒たちも聞き入っていた。
生徒たちの質問に答える形で「自由である。誰もが共生できるということはとても大切なこと。これから父、母となる皆さんにしっかりと考えていただきたい」とも。
引用 日刊スポーツ
その時の様子です↓
1954年7月6日、サンティアゴ生まれで、チリを代表する俳優として活躍をしています!
● ガボ・・・ルイス・ニェッコ
1962年12月12日サンティアゴ生まれで、チリで有名なコメディー俳優です!
チリ出身のキャストたちが送る、トランスジェンダーを描いた力強い作品が、映画ナチュラルウーマンになります!
それでは、トランスジェンダーとはいったいなんでしょうか?
トランスという言葉はラテン語で「乗り越える」「逆側に行く」という意味があり、ジェンダーは英語で生まれたときから持っているという意味があり、この2つの合成語になります。
心と体の性が一致しない人のことをこう表現します!
映画ナチュラルウーマンの予告編を観た個人的感想
個人的な、予告編を観た感想を僭越ながら書いていきたいと思います。
正直、個人的にはトランスジェンダーに対する偏見が幼少時代からなかったので、こういった映画が作られるようになって、多くの人から共感される時代がやってきたんだなぁという感慨深い気持ちになりました。
そして、偏見や差別に負けず、前向きに生きていこうとするマリーナの姿に心打たれ、共感せずにはいられませんでした。
男女を越えて、自分らしく生きようとするその姿は、本来すべての人が持っている気持ちでもあるはず。
それを表現すれば偏見や差別にあう理不尽な現実は、本気でその人生を生きようとするトランスジェンダーにとってしんどい面があることは否定できませんが、個人的には心から応援する気持ちを持っていますし、個人的にもさまざまな偏見と差別に苦しんできた経験から、自分らしく生きたいと強く思ってきたからこそ、強く共感できる面があります。
例えば、女性として生まれ生きてきた中で、まだまだ日本社会は男性性が強く、女性を虐げるような言動をする人は数多くいましたし、セクハラ、パワハラにも苦しみ、最終的にはうつ病まで発症してしまったほど強いストレスを感じてきたのですが、マリーナの、強い精神でそれを乗り越えようとする様子にただただ圧倒されました!
ようやく2017年に、ハリウッド女優がセクハラに対して声をあげられるようになったのですから、まだまだ日本社会&世界ではこれらのエネルギーが強く残っていることは否定できません。
映画ナチュラルウーマンのあらすじを読んだり、予告編を観ただけでも非常にエネルギッシュな映画で正直な表現だと受け止められますから、かなり素晴らしい作品に仕上がっているのではないかと思います。
こういった自由な表現が、2018年からますます増えていき、多様な生き方を多くの人が認め合える社会に変化していけばいいなと、そんな風に感じた作品です!
今回は、映画ナチュラルウーマンのあらすじやキャストをご紹介していきながら、予告編を観た個人的感想をシェアしていきました!